言うまでも無く私たち一人ひとりのカラダは、これまで一度も途絶えることなく続いてきた無数のいのちの結晶です。その間には今以上に寒暑厳しい時も食べ物の無いときも、また疫病が蔓延した時もあったでしょう。そうした時代を臨機応変に、巧みに乗り越えて生き抜いてきた「賢いカラダ」をみんな持っているのです。もっと自分のカラダの持つ力を信じてみては如何でしょう。自分のカラダとしっかり向き合い、その声を聞くことです。そしてあふれる雑多な意見に右往左往せず、「健康なアタマ」で考えることです。コロナ禍で不安は尽きないでしょうが、あれもダメこれも我慢と押しつけられていては、そのストレスで却ってカラダを壊してしまいます。人間らしく生きるために「羮に懲りて膾を吹く」という愚を犯さぬように気をつけたいものです。
△土曜坐禅会 7日・21日午前7時
△日曜坐禅会 15日・28日 午前7時
※都合で29日を繰り上げて行います
テキスト『正法眼蔵随聞記』
△暁天坐禅会 毎朝5時より6時まで
△写経会 10日(火)午後1時から
今 月 の 言 葉
栄を貪すれば萬乗も還って足ることなし
退歩すれば一瓢も也た余りあり 【売茶翁】
盗人の取り残したる窓の月 【良寛和尚】