コロナ禍で為政者たちの地金が出てしまったようです。彼らはまず言葉で私たちに訴えてくるのですが、大切なのは何を言うかではなく誰がいうのか、どのように語るのかだと思います。テレビで見たメルケル首相の発言はとても説得力がありました。じっと正面を見据えて自分の言葉で語りかけるその姿勢は、「この人が言うことだったら協力しよう、ついていこう」と思わせてくれるものでした。残念ながら森友やさくら会で嘘の上塗りをし続けてきたあげく、自分の言葉で語ることの出来ないこの国の為政者に、信頼を寄せることは出来ません。
人類の長い歴史のなかで、我々の先祖は数多の困難を乗り越えていのちを繋いできました。その結晶としてあなたや私が今ここにいます。このことはもっと信頼してもいのではよいと思います。1,362,482人。これは昨年亡くなった方の総数です。一日平均3,732人が全国で亡くなっています。この数字を見ると日々発表されるコロナ死亡者数に過剰反応しない方がよいのではないでしょうか。勿論油断してはいけませんが、一歩下がって数字を受け止めてみませんか?
坐禅会を再開します。ただし三密を避けるため、各回とも人数を10人に制限し、茶話会は行いません。お名前で参加できる日を分けてみました。もう少しの辛抱です。踏ん張りましょう!
△土曜坐禅会
16日・30日午前7時 原則としてお名前「あ~の」の方
△日曜坐禅会
17日・31日午前7時 原則としてお名前「は~わ」の方
△暁天坐禅会 毎朝5時から6時まで
△写経会 お休みします
今 月 の 言 葉
時に感じては花にも涙を濺(そそ)
別れを惜しんでは鳥にも心を驚かす 【杜甫】
竹の子を竹になれとて竹の垣 【小西来山】