先日、朝日新聞の片隅に小さな「感謝状」が載っていました。早大商学部の厚東偉介先生にゼミ卒業生一同が49年の教授人生を讃えて贈られたものでした。大変厳しい先生だったようで、手抜きをする学生には平気でどん底まで突き落とすけれど、不器用であっても本気で自分自身に向き合っている学生にはとことん深く愛情をもって、経営学のみならず「人としてどう生きるか」を説き、多くのゼミ生の人生を良い方向に導いてこられたそうです。退官後8年経ってからこのような感謝状を教え子たちから贈られるだけでも、厚東先生の人柄が充分伝わってきます。新学期を迎え新しい先生との出逢いがあちこちであります。「先生とは出会う前には偶然だったが、出会った後には必然だったと思える人」(内田樹)とか。折々でそう思わせてくれる人と出会えた私は、この定義を素直に肯けるのです。どうかよい出逢いがありますように・・・
△ 土曜坐禅会 3日・17日 午前7時
△ 日曜坐禅会 11日・25日 午前7時
テキスト『正法眼蔵随聞記』
△ 暁天坐禅会 毎朝5時より6時まで
△ 写経会 13日( 火)午後1時から
今 月 の 言 葉
雲開けて月色家々白く
春過ぎて山花々紅なり 【禅林句集】
咲く花は見る人多し散る花の
後を訪うこそ情けなりけれ【詠み人知らず】