今朝の折り込みに近々開業する脳神経クリニックの広告が入っていました。曰く「MRIもCTも完備して基幹病院と同等の医療を提供する」とか。やれやれです。コロナ禍で明らかになった日本の医療体制の歪みがここに現れていると思いませんか?教育と同様に本来利潤を求めないはずの医療ですが、日本では7割以上が民間病院です。普段患者を集めようと必死な民間病院が、いざというとき助け合っているのでしょうか。病院やクリニックが増えれば医療費が嵩むのは当然のこと。人口あたりの病床数が最大の高知県民の一人当たりの入院治療費は神奈川県民の二倍以上ということをご存じでしょうか。MRIもCTも世界で一番多く持っているのは日本の病院です。すぐ近くに新しい総合病院があるというのに、一台数億円もするこれらの機械の導入を誇らしげに語る先ほどのクリニックですが、これらの代金支払いのために、必要の無い検査が行われないことを切に願います。
△ 土曜坐禅会 6日・20日 午前7時~
△ 日曜坐禅会 14日 午前7時~
テキスト『正法眼蔵随聞記』
※法務の都合で28日はお休みします
△ 暁天坐禅会 毎朝5時より6時まで
△ 写経会 当分の間お休みします
今 月 の 言 葉
車を停めてそぞろに愛す風林の晩
霜葉は二月の花よりも紅なり 【禅林句集】
焚くほどは風が持て来る落ち葉かな 【良寛】