元旦の能登半島地震で始まったこの一年、8月には宮崎地震発生後「南海トラフ地震臨時情報」が初めて出されました。しかしロバート・ゲラー東大名誉教授は「地震は予知できない」と言明します(11/8東京新聞)。何故なら何年おきに地震が起きるという「周期説」は正しくないと既に70年代に結論づけられているというのです。46億年とされる悠久の地球の歴史からすると、何十年、何百年という年月はほんの一瞬でしかありません。ですから地震学者は「予知はできない」と言うべきなのに、大地震が起こる度に甚大な被害が出るのは、予知説の横行によって「自分の所は地震は起こらない」と誤ったメッセージを与えてしまったからだと指摘します。昭和に危惧された東海沖地震対策で静岡県は莫大な予算で対策を講じましたが、地震は日本の何処でも起こり得ることを前提に対策を強化すべきでしょう。米国の旧式武器を購入するよりずっと大事です。
△ 日曜法話会 8日 午後2時から
英国映画『おみおくりの作法』を観る
△ 土曜坐禅会 14日・28日・午前7時~
△ 日曜坐禅会 8日・22日 午前7時~
△ 暁天坐禅会 毎朝5時より6時まで
△ 写経会 10日 午後1時~
今 月 の 言葉
惜しむべし年々明月の夜
漁家は只旧時の看を作す 【槐安国語】
気も付かず目にも見えねどいつの間に
ほこりの溜まる袂なりけり 【禅林句集】