昨秋外出した折にスマホを落としてしまいました。幸い交番に届けられ受け取ることは出来たのですが、基盤が壊れてしまいデータが取り出せませんでした。電話帳だけは以前使っていた機種に残っていたので助かりましたが写真などは全く失ってしまいました。その時は頭が真っ白でしたが、時間が経ってみると思いの困っていないことに気づきました。写真は消えてなくなりましたが大切な場面はしっかり記憶しています。LINEも近況報告のような忘れてもかまわないような軽いものばかりでした。スマホに記録することに熱心なあまり、記憶として自分の中に刻み込む努力はますます苦手になってきていると思います。すべての出会いは再現不可能な一期一会なのに、記録することで事足りたと思っていますから、記録はすれども心に残らないのです。道具に振り回されてはいけません。「曖昧な記憶を結ぶのが人の情緒だ」といった久世光彦の言葉を改めて思い返したことでした。
△ 日曜法話会 8日 午後2時
△ 土曜坐禅会 14日・28日 午前7時~
△ 日曜坐禅会 22日 午前7時~
△ 暁天坐禅会 毎朝5時~6時
今 月 の 言葉
旧年寒苦の梅 雨を得て一時に開く
【禅林句集】
惜しみても帰らぬものは月と日と
水の流れと人の命と 【世語集】