一年を通じて同じ時刻に起きているので、季節の移ろいをしっかりと感じています。まだ「エィッ」と気合いを入れないと布団を抜け出られませんが、外が明るむ頃合いが日ごとに早まっていきます。私は「春の足音」が聞こえる今の時季が一番… ▶続きを読む
普門庵について・アクセス
普門庵は地域住民が長年大切に護ってきた三間四方の「観音堂」が母体の小さなお寺です。いっとき廃寺になっていましたが、平成になって復興され臨済宗大徳寺派に所属しています。稲城は都心に近く利便性も高いのに、里山や畑がまだ多く残… ▶続きを読む
《みんなのお墓》(永代供養墓)
核家族と少子化が進むなかで「家」意識が変わり、お墓のあり方が揺れています。特「〇〇家之墓」という従来の祀り方は、今後継続が難しくなっていくことでしょう。かといって海や山への散骨には抵抗感のあるひとは少なくありません。そこ… ▶続きを読む
個人のお墓
【個人墓】 「事情が許せば普通墓地を建てたいのが本心です」という方はまだまだ多数派です。弊庵では様々な広さの区画を用意して居りますのでご自由にお選びいただけます。また高台にあるので永代使用料は控えめにしてい… ▶続きを読む
2月の道友会
芝増上寺の門前の日新窟というお寺に居られるベトナム人尼僧釋心智(ティック・タム・チー)師は、在日ベトナム人仏教信者たちの心のより所になっています。近年増えているのが技能修習生という名目で働きに来ている最中に亡くなったベト… ▶続きを読む
知って殊更に犯す
唐突ですが、皆さんは悪いと知って犯す悪事と、悪いと知らずに犯す悪事では、どちらの方が罪深いと思いますか。通常は知った上で犯す方が罪深いと考えられていますから、知らずに悪を犯したほうが情状酌量されるようです。しかし私は知ら… ▶続きを読む
1月の道友会
先日ラジオ深夜便で、宝塚在住の作家、高田郁(かおる)さんのインタビューを偶然耳にし、明け方にもかかわらず思わず聴き入ってしまいました。NHKドラマ『澪つくし料理帖』の原作者です。司法試験を10年間受け続けたものの適わず、… ▶続きを読む
12月の道友会
先日訪れた埼玉の古い火葬場には四番と九番の火葬炉がありませんでした。50年前の静岡日赤病院には四階と九階も無かったと記憶しています。これは四=死、九=苦を連想するから忌み嫌うと言うことなのでしょう。でもそれを言ったら「一… ▶続きを読む
11月の道友会
坐禅というと常人には近寄りがたい厳しい修行と思われがちですが、あの姿勢は身心をもっとも安定させるとして長年培われてきたものです。確かに坐ると言うこと自体が日常生活のなかで既に廃れてしまっているので、慣れるまでは苦しいもの… ▶続きを読む
10月の道友会
お寺は有り難いことに公益法人として事業税も固定資産税も免除されていますが、住職である私は所得税も住民税も、窓口で直接支払っています。その時の腹立たしさと言ったらありませんが、給与から天引きされていると納めている気持ちが薄… ▶続きを読む