得意淡然 失意泰然

昨年還暦を迎え改めてこれまでを振り返ってみると、赤面することばかりでとても自慢できるような人生ではありません。志望校に合格して有頂天になったものの、いざ入学してみたら雰囲気になじめず学校嫌いになってしまったことや、仕事上… ▶続きを読む

「絶対基準」

『題名のない音楽会』で先日まで司会を務めていた指揮者の佐渡裕さんは、小さい頃から音楽に親しみ、やがて指揮者になることを夢見て小澤征爾やバーンスタインなど世界的な指揮者に師事しました。様々なサポートを受けながら各地の楽団を… ▶続きを読む

凡夫の自覚

先日のことです。スーパーのレジで、大きな声をあげている老紳士に遭遇しました。なにやら特価品の値段が訂正されないままレジ打ちされたことに腹を立てている様子でした。このように相手の間違いを見つけると、鬼の首でも取ったかのよう… ▶続きを読む

戒名をめぐって

最近新聞やテレビで戒名のことがしばしば取り上げられます。それは少なからぬ人が「何のための戒名なのか」、「戒名は本当に必要なのか」等といった疑問を抱いているからです。この背景には現代の多様な価値観や社会の急激な変化によって… ▶続きを読む

坐禅と呼吸

ベストセラーとなった『声に出して読みたい日本語』の著者、齋藤孝氏(明治大学教授)は身体論の立場からさまざまな提言を行って注目されておりますが、特に「現代人は全体的に呼吸が浅くてストレスをため込む容量が少ない、だから自分に… ▶続きを読む