2月の道友会

いつの時代も何処の国でも春を待ち望む人の気持ちに変わりはないと思います。宋時代の載益という詩人は、ただ一首「探春」という詩のみでその名を残しています。意訳すると「一日中春を探してあちこち歩き回ってみたが何処にも春らしい風… ▶続きを読む

1月の道友会

昨年末清水寺の森清範管首が揮毫した漢字は「戦」でした。言うまでもなく2月に始まったロシアのウクライナ侵攻です。かつて関東軍が中国に攻め入って勝手に満州国を仕立て上げて世界中から非難されたような蛮行を、まさかこの時代にリア… ▶続きを読む

12月の道友会

あるメーカーのエアコンに、NOCRIA(ノクリア)というのがありますが、これはAIRCONを逆さに読んだだけなのですね。これに倣ってLIVE(生きる)を反対から読むとEVIL、つまり邪悪とか災難といった意味になります。人… ▶続きを読む

11月の道友会

  9月末の数日間、京都の友人と共に東北三県の被災地を巡ってきました。石巻の大川小学校跡、南三陸町、そして陸前高田の三カ所です。何れもこれまで幾度となく映像や写真で知ってはいましたが、直接目の当たりにすると、全く違う思い… ▶続きを読む

10月の道友会

  今日ではお葬式と一括りにされますが、本来は葬儀は宗教儀式であり、告別式は社会儀礼と全く別物です。ですから私はどんなに規模の小さなお葬式であっても、はっきりと区別して執り行っています。「葬」の字は台の上に屍を乗せ、その… ▶続きを読む

9月の道友会

今年のお盆ではリアルに里帰りして久しぶりに家族揃ってお墓参りした方々が少なくなかったと思います。東京のお盆が七月なのは本当の盆は八月であり、何十キロもの交通渋滞に巻き込まれても、それぞれの田舎に帰り墓参したいという願いか… ▶続きを読む

8月の道友会

暑中(残暑)お見舞い申し上げます 寺務繁忙期につき   道友会は例年通り       お休み致します  酷暑の折から   くれぐれもご自愛いただきまして     また9月に元気でお目にかかりましょう △暁天坐禅会  8月… ▶続きを読む

7月の道友会

観測史上最短で梅雨が明けました。連日の酷暑も大変ですが水不足も懸念され大変心配です。そんな炎天下に日傘を差して汗を拭き拭き、マスクをしながら歩いている方を見ると、気の毒と言うより腹立たしくなってしまいます。どう見ても異常… ▶続きを読む

6月の道友会

先日の東京新聞に若いお母さんからの、「この2月に98歳で亡くなった祖母に、初曾孫となる自分の第一子を会わせることができなかったことを悔やんでも悔やみきれない」という趣旨の投書が載っていました。余命短い高齢者が会いたい人に… ▶続きを読む

5月の道友会

♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る・・・♪ 私の生まれ育った古里は静岡の山間の集落で、この時期になると新茶の目に優しい若葉色とむせかえるような匂いに包まれます。殆どの農家が製茶を生業とする村は、この時期に一年分… ▶続きを読む