晩夏の一日、岩波ホールに出掛けたついでに、何年ぶりかで神田の本屋街を歩いてきました。古本屋のかび臭い匂いや「どれでも100円」の店先のワゴンに絶版本を見つけて小躍りした学生時代を思い出しました。また新刊本書店もレイアウト… ▶続きを読む
8月の道友会
夏と言えば甲子園の高校野球でしょう。今年は私の母校が4年ぶりに出場することになり、早速寄付のお願いが校友会から送られてきました。母校は県立高校ながら出場回数も多く、私の在学中は準優勝までしました。あの時は9回の裏にスクイ… ▶続きを読む
7月の道友会
大阪商業大学の日本版総合的社会調査研究センターが定期的に続けている全国調査では、52%以上が国会議員を信頼していないと答えています(信頼度が高いのは病院や学校)。地方議員もまた然り。明らかに自分たちが選んだ人を信頼してい… ▶続きを読む
6月の道友会
先日国立劇場で久しぶりに文楽公演『妹背山婦女庭訓』を見ました。後半だけでも五時間の長丁場です。義太夫節が心地よくて半分は眠ってしまうのですが、今回は前から二列目という席だったので、間近に人形遣いさんを見ることが出来ました… ▶続きを読む
5月の道友会
「令和」という元号は、耳にしたとき爽やかな響きで心地よく、またその由来も悪くないと思いました。しかし4月1日の為政者のはしゃぎようには閉口しました。NHKまでもが一日中そのお先棒を担いで全く見苦しかったです。日本的なもの… ▶続きを読む
4月の道友会
新年度が始まりました。新しい学校や職場に通い始める人も多いことでしょう。なかには希望の学校や職場ではない人も少なからず居られることと思います。金剛経に「応無所住 而生其心」(応に住する所無くして 而も其の心を生ずべし)と… ▶続きを読む
3月の道友会
先日から裏山でウグイスが鳴き始めました。まだまだ美声とは言えませんが、何よりも春の訪れの遠くないことを教えてくれるので、気持ちが軽くなります。「若いウグイスは、声の良い成鳥から鳴き方を学ぶと言います」(内舘牧子)。だから… ▶続きを読む
2月の道友会
関東は晴天続きですが、雪国では大量の降雪に悩まされています。雪かきの労苦は、同じ作業を何度も繰り返し行わざるを得ない「シシュポスの神話」のようです。それだからこそ雪国に育った人は粘り強いといわれるのでしょう。和辻哲郎は「… ▶続きを読む
現役住職による《お葬式セミナー》
お葬式では身内を亡くした哀しみとあわただしさのなかで、知識も経験も乏しいのに短時間で の選択と決断を迫られます。しかも具体的なものがほとんど残らず、交換や返品も出来ません。こうした事情から、近年マスコミやインターネットな… ▶続きを読む
「坐禅~呼吸の大切さ」
ベストセラーとなった『声に出して読みたい日本語』の著者、齋藤孝氏(明治大学教授)は身体論の立場からさまざまな提言を行って注目されておりますが、特に「現代人は全体的に呼吸が浅くてストレスをため込む容量が少ない、だから自分に… ▶続きを読む