12月の道友会

先日訪れた埼玉の古い火葬場には四番と九番の火葬炉がありませんでした。50年前の静岡日赤病院には四階と九階も無かったと記憶しています。これは四=死、九=苦を連想するから忌み嫌うと言うことなのでしょう。でもそれを言ったら「一… ▶続きを読む

11月の道友会

坐禅というと常人には近寄りがたい厳しい修行と思われがちですが、あの姿勢は身心をもっとも安定させるとして長年培われてきたものです。確かに坐ると言うこと自体が日常生活のなかで既に廃れてしまっているので、慣れるまでは苦しいもの… ▶続きを読む

10月の道友会

お寺は有り難いことに公益法人として事業税も固定資産税も免除されていますが、住職である私は所得税も住民税も、窓口で直接支払っています。その時の腹立たしさと言ったらありませんが、給与から天引きされていると納めている気持ちが薄… ▶続きを読む

9月の道友会

晩夏の一日、岩波ホールに出掛けたついでに、何年ぶりかで神田の本屋街を歩いてきました。古本屋のかび臭い匂いや「どれでも100円」の店先のワゴンに絶版本を見つけて小躍りした学生時代を思い出しました。また新刊本書店もレイアウト… ▶続きを読む

8月の道友会

夏と言えば甲子園の高校野球でしょう。今年は私の母校が4年ぶりに出場することになり、早速寄付のお願いが校友会から送られてきました。母校は県立高校ながら出場回数も多く、私の在学中は準優勝までしました。あの時は9回の裏にスクイ… ▶続きを読む

7月の道友会

大阪商業大学の日本版総合的社会調査研究センターが定期的に続けている全国調査では、52%以上が国会議員を信頼していないと答えています(信頼度が高いのは病院や学校)。地方議員もまた然り。明らかに自分たちが選んだ人を信頼してい… ▶続きを読む

6月の道友会

先日国立劇場で久しぶりに文楽公演『妹背山婦女庭訓』を見ました。後半だけでも五時間の長丁場です。義太夫節が心地よくて半分は眠ってしまうのですが、今回は前から二列目という席だったので、間近に人形遣いさんを見ることが出来ました… ▶続きを読む

5月の道友会

「令和」という元号は、耳にしたとき爽やかな響きで心地よく、またその由来も悪くないと思いました。しかし4月1日の為政者のはしゃぎようには閉口しました。NHKまでもが一日中そのお先棒を担いで全く見苦しかったです。日本的なもの… ▶続きを読む

4月の道友会

新年度が始まりました。新しい学校や職場に通い始める人も多いことでしょう。なかには希望の学校や職場ではない人も少なからず居られることと思います。金剛経に「応無所住 而生其心」(応に住する所無くして 而も其の心を生ずべし)と… ▶続きを読む

3月の道友会

先日から裏山でウグイスが鳴き始めました。まだまだ美声とは言えませんが、何よりも春の訪れの遠くないことを教えてくれるので、気持ちが軽くなります。「若いウグイスは、声の良い成鳥から鳴き方を学ぶと言います」(内舘牧子)。だから… ▶続きを読む